ORTHOPEDICS整形外科外来
整形外科は、身体を動かすための四肢(腕・手・脚・足)の関節や骨、靭帯、腱、脊髄、末端神経および椎間板を対象とした病気や外傷による症状を機能的に改善することを目的した診療科です。
具体的には、骨折、脱臼、切り傷、打撲などの外傷をはじめ、肩こり、腰痛、膝痛など、日常的によく起こる体の痛みや違和感などを扱います。
当院では小さなお子様からご高齢の方まで、あらゆる年齢層の患者さんの診療をいたします。
当院の整形外科
全国の様々な病院に勤務し一般整形外科、リハビリテーション科、スポーツ整形外科、救命救急センターと幅広く経験してまいりました。
手術の執刀も脊椎障害、各種人工関節、各種骨折、各種軟部(筋腱、靱帯など)損傷、関節鏡による靱帯再建術等、約5000例になります。
また整形外科専門医のみならず、認定運動器リハビリテーション医、認定脊椎脊髄病医、認定スポーツ整形外科医等、各種認定医資格も取得して専門的な分野にも対応おります。
日本医師会認定産業医の資格と自動車工場での専属産業医として労働者の運動器障害へのサポート経験も有しております。
これまで経験を生かして年齢問わず幅広く患者様のサポートに努めます。
整形外科で診療する主な症状
このような症状でお悩みであれば、お気軽にご相談ください。
- 腰が痛い
- 臀部が痛い
- ももの付け根が痛い
- 首が痛い
- 肩がこる
- 肩が痛い、上がらない
- 肘が痛い
- 手が痛い、こわばる、しびれる
- 膝が痛い
- 足が痛い、しびれる
- 首から下の切り傷、打撲 etc
交通事故による外傷について
事故の直後は、はっきりとした症状がなくても身体が損傷を受けている場合があります。
よくある「むち打ち症」の場合では、数日経過した後に徐々に痛み出すことがあり、慢性化する恐れもあります。交通事故にあった際は、一度検査を受けることをおすすめいたします。
各社自賠責保険にも対応した、交通事故に伴う様々な痛みや体の不調などの検査・治療も行っております。まずは、お気軽にご相談ください。
ヘバーデン結節などに対して
サプリメント:エクオール(商品名:エクエル)
ヘバーデン結節にはこれまで保存療法としては局所安静やテーピングなどの治療しか提示できませんでした。しかしながら最新の研究では女性ホルモンの減少が原因の一つで、その代用としてエクオール(ホルモンではありません)を服用する事で症状の改善が報告されています。
ヘバーデン結節だけでなく各種腱鞘炎、関節炎、骨粗鬆、しわ、脱毛、白髪、肥満、高血圧などにも有効性が報告され、一石二鳥、三鳥、四鳥……と効果が期待されます。
また男性も過剰な男性ホルモンを抑える事により前立腺障害や脱毛、痛風などに効果が期待されます。
エクオール産生能は個人差があり、尿によるソイチェックも行っております。
気になる方はいつでもご相談下さい。
エクエル:ゆらぎ世代(40代以降)の女性の美と健康をサポートする大豆イソフラボン由来のサプリメント
ゆらぎとは…
40歳を過ぎたあたりから、心身の変化、急な感情や体調の変化などに戸惑いを覚える事も。
そんな女性らしさを保つ力が急激に減少する事でゆらぎは引きおこります。
ゆらぎ世代と「痛み」
女性らしい体をつくったり、自律神経のバランスを保ったりと、女性にとって大切な役割をもつ女性ホルモン「エストロゲン」は「ゆらぎ」を迎えるとともに激減します。ゆらぎ世代の女性に多い手指の痛みやしびれ、関節の変形といった症状は、従来関節の使い過ぎや加齢が原因だと考えられてきましたが、最新の研究結果では「エストロゲンの減少により関節や腱にあるエストロゲン受容体が満たされなくなるため」と言われています。エストロゲン効果が低下して関節や腱が腫れてしまうのです。ヘバーデン結節など手の痛みや、しびれを伴う「手根管症候群」や「腱鞘炎」、肘の痛みの原因となる「外側上顆炎」、膝の関節痛を引き起こす「変形性膝関節症」は、エストロゲンが大きく変化する時期に起こりやすくなります。
それならエストロゲンを補充すればよいのでは、と考えますがエストロゲンの投与により乳がんや卵巣がんのリスクが上がることがあります。そこで代用とされるのがエクエル(エクオール)です。
エクオールとは、大豆イソフラボンの代謝物で、エストロゲンに似た化学構造を持ちエストロゲン様作用を示します。エストロゲンと違うのは乳がんや卵巣がんへの影響がないことです。
納豆や豆腐を食べると腸内細菌で代謝されて体内でエクオールが産生されますが、産生できる人とできない人がいます。エクオールを作れる人は、日本など大豆をよく食べる国々では約50%、大豆を食べる習慣がない欧米では20~30%と言われています。作れない人は生産に必要な腸内細菌が欠損しているからです。そのような方やゆらぎに突入して、へバーデン結節などの症状のある方にはエクオールのサプリメントも服用をお勧めします。
エストロゲンが減少する妊娠中から出産後にかけて、一時的に手指の腫れやこわばりなどの症状が出る人もいます。この場合は、月経が再開すれば治まり、関節や骨の変形には至りません。
ヘバーデン結節や母指CM関節症の治療選択肢としてのエクオール
ヘバーデン結節ってどんな病気?
手指の第一関節が腫れたり、変形したりする病気で、水ぶくれができることもあります。症状が進行すると痛みが強くなり、指を曲げる動きが制限されて、ものをつかみにくくなります。女性だけでなく男性も発症しますが、男性は60歳以上の発症が多く、女性の方が痛みを強く感じる傾向があるようです。
初期症状には、起床時に手指の違和感やこわばりなどが挙げられます。日によって感じる指や程度が異なり、症状が出ては治まるという波が数年繰り返され、やがて関節や骨の変形に至ります。
一度変形してしまうと元には戻りません。女性では特にコスメティックな異常は気になりがちです。「エクオール」は特に発症初期に効果が期待されます。
3ヶ月摂取で60%の人が効果実感したという報告もあります。
骨粗鬆症、皮膚、毛髪とエクオール
エクオールはエストロゲンによく似た働きをするため、更年期症状の軽減、皮膚や毛髪、血管の健康維持、骨粗鬆症の予防や改善、尿酸値、肥満や動脈硬化の改善などの効果があるとされています。さらに、エクオールは過剰なエストロゲンの働きを抑える作用もあり、乳がんのリスクを下げる効果も期待されています。また、男性に対して男性ホルモン(テストステロン)の活性体であるDHT(ジヒドロテストステロン)と結合することで過剰な男性ホルモンの作用を抑えることにより、前立腺がんや毛髪の脱毛現象に対してよい働きをすることも期待されています。
料金表
(健康保険適応外のため自費:研究実績の高い大塚製薬エクエル採用)
エクエルパウチタイプ(120粒) |
3637円(税抜き):4000円(税込み) (1日4粒服用)30日分 |
ボトルタイプ(112粒) |
3637円(税抜き):4000円(税込み) (1日4粒服用)28日分 |
エクエル(2.5mg)1回2粒1日2回(朝、夕食後)がベースです(1日10mg)。
エクエルは薬ではなく栄養補助食品という位置づけですので、保険外となります。
- 乳がん、前立腺がんの治療中の方、ホルモン補充療法(HRT)をお受けの方、その他疾病などで薬を服用中、または通院中の方はエクエルの使用に関しましては主治医へのご相談をお勧めいたします。
- 過剰に摂取することは避けて、1日の目安量は守ってください。
妊娠中、授乳中の方、乳幼児及び小児は摂取しないでください。
大豆由来の栄養補助食品ですので大豆アレルギーのある方や、ワーファリンというお薬を服用されている方(効果が弱まります)には使用できません。
ソイチェック(自費:健康保険適応外です)
エクオールは、大豆に含まれるイソフラボンと腸内エクオール生産菌によって作られますが、日本人の2人に1人は作れていません。エクオールを始める前に、まずご自身の体質がエクオール生産可能かどうか調べる為のキットが《ソイチェック》です。
ソイチェック |
3273円(税抜き):3600円(税込み) |
- 採尿
- 1~2週間程で検査結果が出ます
- 結果により、エクオールの使用を検討
※ソイチェック実施に関係なく、エクオール購入は可能です
診察の流れ (例:ヘバーデン結節)
診察ではまず、問診と視診、触診で、ヘバーデン結節(第一関節に盛り上がった骨や腫れがあるかどうか)やその他、筋、腱、関節症状の確認をします。次にレントゲン検査で、骨と関節の状態を確認します。関節軟骨のすり減り状況や骨の一部がとげ状になった骨棘(こっきょく)の有無を確認します。
レントゲン検査によって軽度の変化も確認できます。
関節リウマチが疑われる場合には、血液検査(結果は数日かかります)を行います。
ご希望ある方はソイチェックも行います。
- 問診、視診、
触診
- レントゲン
検査
- 血液検査
(必要な場合)
ヘバーデン結節や他の疾病でも診断結果によりエクオールが必要な方には使用をお勧めします。